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【DVD】今すぐ始めたい人の在宅マッサージ入門

医療保険を使う在宅患者へのマッサージは、現在の身体状況を医学的な観点から改善していくことが目的である。

患者は廃用症候群をはじめ様々な疾患やその後遺症を抱え、筋麻痺や関節拘縮に苦しんでいるため、「触れ方」からして注意が必要。

「母指」を効果的に使う治療院での通常のマッサージではなく、あくまでもやさしい触れ方と「把握」の手技をベースに、患者の状態や部位などにあわせて、母指、四指などによる手技を効果的に使い分けていく必要がある。

さらに、マッサージだけでなく、関節運動法、筋力増強訓練を組み合わせ、一連の施術プログラムとしているところが、「在宅マッサージ」の特徴である。

単行本『今すぐ始めたい人の在宅マッサージ入門』で取り上げた施術の基本テクニックを映像化。

患者宅での実際の施術シーンも収録しているので、現場での注意点などもよくわかる。

在宅マッサージを今すぐ始めたい人を徹底サポートする映像教材! ■出演:澤登拓、有賀広、松井貴司 ■巻数:1 ■時間:約90分■発売年月:2012/11/30 ■ISBN:978-4-7529-0143-3・DVDは映像と音声を高密度に記録したディスクです。

DVD対応のプレーヤーで再生して下さい。

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保険適用の在宅マッサージを始めたい方のために澤登拓氏が執筆した単行本『今すぐ始めたい人の在宅マッサージ入門』の施術部分をまとめた待望の同名DVDが刊行されました。

施術者の1人としてDVDに登場した株式会社フレアスの有賀広氏に、見どころや、在宅マッサージ師に必要な知識などについてうかがいました。

——冒頭で、澤登拓先生が人口動態などを例にあげて、在宅マッサージのニーズが今後社会からさらに必要とされるのか、説明されていましたね。

有賀先生も、実際の現場で実感されることがありますか?有賀 介護保険制度が始まって10年以上が経ち、ヘルパーさんやデイサービス、ショートステイなどの介護サービスは大分充実し、利用者さんも慣れ親しんでいることを実感しますが、医療やリハビリ面では、まだまだ患者さんが期待するだけの質量が提供されていないように思います。

たとえば脳梗塞の患者さんは、発症してすぐの急性期やリハビリ病院に転院した後は、集中的に機能回復訓練を受ける機会ありますが、半年が経過するとそれ以上改善が見込めないということで、同じような頻度でリハビリを受けることが難しくなります。

その後のリハビリは、主に介護保険を使って、通所してのリハビリや訪問看護サービスの中の機能訓練を利用したり、デイサービスでの集団リハビリなどを利用することになりますが、介護保険は介護度に応じて利用限度額が決まっているので、リハビリに回せる分があまりなかったり、地域での受け皿がなく希望する回数を受けることができなかったりというのが現実のようです。

そこで介護保険ではなく、医療保険の枠組みの中で施術する機会を与えられている私達マッサージ師に声がかかることになりますが、医療・介護関係者、患者さんやご家族からはまだまだ知られていないことを痛感します。

私達の対象になる患者さんは、家から外に出ることが困難な方、ベッドの上で過ごさざるを得ない方ですので、「家に来てくれるのが有難い」とよく言われます。

受けていただければその良さを理解していただけますが、もっと多くの方に利用してもらいたいなと常々思います。

そのためには、他の医療職・介護職の方々と連携できるだけのスキルや志を持って仕事をしていく必要を感じます。

社会からのニーズがあり、これからも必要とされるだろうと思いますが、自分達の職種がそれに応えるだけのレベルを持ち、認めてもらわなくてはなりません。

——すでに発行されている単行本や今回のDVDでもおっしゃっていましたが、治療院でのマッサージと違って「在宅患者さんには、まず触れ方からして注意が必要」だそうですね。

DVDの「エンドフィール」のとらえかたや「虫様筋握り」などは、長年一般の治療院に勤めていて、いざ在宅マッサージを始めたいという場合、意外に難しいものですか?有賀 治療院といっても、対象としている患者層は多種多様なので一概にはいえませんが、在宅の患者さんは、高齢であるという点、障害をお持ちであるという点で、治療院に通院できる状態ではない方ばかりです。

治療院で培ったスキルを活かすことももちろんできますが、それだけでは太刀打ちできない方も数多くいらっしゃいます。

その典型が、痙性などの異常反射がある方だと思います。

マッサージでは最初に軽擦するのが普通ですが、その軽擦で痙性が起きるわけですから、その知識や対処法がわかからなければ、施術のしようがありませんよね。

そこで「虫様筋握り」等の工夫が必要になります。

また、医療保険でのマッサージは、関節拘縮の改善が求められることがありますが、その関節がどういう理由で拘縮が起きているかがわからなければ、可動域の拡大は望めません。

そこで大切なのが、エンドフィールという感覚を身につけるということです。

これは当たり前のことだと思いますが、私達の仕事は、どれだけ感覚を大切にするか、そして人様の皮膚に触れる時にどれだけ繊細な気遣いができるか、に尽きると思います。

在宅の現場では対象となる方が脆弱なだけに、この2点は非常に大切だと思っています。

——今回のDVDでは、マッサージや運動法などのテクニックが1つ1つたくさん入っていますね。

特にどの施術が難しい、あるいは注意すべきというものはありますか?有賀 どの技術も、患者さんの個別性を配慮する必要がありますね。

骨格や筋肉の質など、患者さんによって異なるわけですから、そういった点を感覚的に捉えながら、一人一人の患者さんに施術していくことが重要です。

マッサージに関しては、技術的には何かビックリするような特殊なことをやっているわけではなく、あん摩マッサージ指圧師の養成機関で教わる基本的なことを、きちんと忠実に自分のものにしているかどうかが重要かもしれません。

関節運動法や筋力増強訓練、基本動作訓練は、養成機関では十分に教わっていない方もいるかもしれませんので、卒後教育の機会を利用するとか、社内教育制度がしっかりしている治療院などで働いて、臨床経験を積んでいく必要がありますね。

——座位も安定しないような患者さんの場合、まだ経験が浅い施術者ですと、関節運動法や筋力増強訓練などはどの程度やっていいのか悩むと思います。

基本は5回ずつだとのことですが、患者さんがつらそうだったら、先生も3回ぐらいからスタートすることがありますか?有賀 「何回やるか」という問題より先に、「何のために、その患者さんに関節運動法や筋力増強訓練が必要なのか」をしっかり理解してから行う必要があります。

座位が安定しない患者さんがいて、安定した座位姿勢が可能になることを目指す場合に、どうして座位姿勢が安定しないのかという評価がないと、どのような施術メニューを導入すればいいのかが決まりません。

股関節や膝関節の可動域に問題があるならば、関節運動法が必要になりますし、体幹の筋力が不足しているならば腹筋や背筋の筋力増強訓練が必要になってきます。

まずは評価ができるマッサージ師になることが必須だと思います。

回数については、たくさんやると患者さんの負担になるのでは、と思われるようですが、他動的にやる場合、炎症があったり疼痛があるケースを除いては、5回〜10回程度はあまり問題がないと思います。

自動的にやる場合や負荷をかけてやる場合は、注意が必要です。

特に循環器や呼吸器の疾患がある方は血圧や心拍数に問題が出ますので、リスクを高めないように細心の注意を払って行う必要があると思います。

——在宅マッサージでは「マッサージ」「関節運動法」「筋力増強訓練」で1セットとのことですが、DVDではどういうところを特に見てほしいですか?有賀 これから在宅マッサージを始めたいという方には、施術全体の一連の流れより、まずは一つ一つの技術をしっかり身につけてほしいですね。

施術メニューの組み合わせは、実際には患者さんの疾患、状態によって変わってきます。

臨床では、マッサージだけの方もいますし、筋力増強訓練を導入したくても、指示に対して反応がない方の場合は、残念ながら等張性の自動抵抗運動はできません。

DVDは基本技術の紹介がテーマなので、しっかりそれらをマスターし、その延長として後半に紹介している「患者宅での施術」を見て勉強していただくといいと思います。

循環改善と筋緊張緩和を目的としたマッサージ、そして他動的な関節運動法を行い、さらに起き上がり時に患者さん自身に肘で身体を支えてもらったり、座位姿勢を保持してもらうことで、筋力の維持を行っています。

基本的なテクニックが身に着いてきたら、このシーンは一連の施術の流れとして、非常に参考になると思います。

——「患者宅での施術」のところでは、実際に有賀先生が担当されていた患者さんが登場されていますね。

認知症の患者さんでも、意外に問題なく在宅マッサージをしてあげられるのですね。

有賀 筒井さんは、認知症と診断されてますが、認知症の方の症状は多種多様ですので、認知症患者というひとくくりではなく、筒井さんという一人の個人とどう関係を構築するかが大切だと思っています。

筒井さんとの出会いは、思い出すとちょっと面白くて、僕がマッサージする前に、筒井さんが僕をマッサージしてくれたんですよ。

初対面の時に、僕が「マッサージをしに来ました」と伝えると、筒井さんが僕の腕をさすってくれたんですよ(笑)。

それがとっても気持ち良くて……。

筒井さんの場合は、最初から関係構築が上手くいったケースだと思いますが、そういう方ばかりではなく、身体を触られることを拒否する方もいて、大声を挙げる、叩いてくる方もいます。

そういう方でも、施術の最後に「はい。

これで終わりですよ」と伝えると、「もう終わりなの?」とか「ご苦労様!」と言ってくれる場合もあります。

在宅の患者さんの場合、目は閉じたままの方がいたり、発語がない方がいますが、どこかで「信号」を送ってくれていないかと思いながら施術することがあります。

実際、瞬き1回で「ハイ」、2回で「イイエ」というコミュニケーションをしている方もいますからね。

筒井さんの場合も、ご機嫌が悪い時はかすかに首をふったり、そういう表情もします。

でも、施術が始まると、体が楽になるとわかっているようで、だんだんリラックスしておとなしく施術をさせてくれますね。

在宅患者さんの中には、自分の身体のどこがつらいと具体的に第三者に伝えられず、人知れず苦しんでいる方が多いと思います。

マッサージや関節運動法の技術を身につけることも大切ですが、それ以上に、言葉に頼らないコミュニケーション、相手が何を求めているかを察する力を身につけることが必要だと痛感しています。

——これから在宅マッサージを始めたいという方に、メッセージをお願いします。

有賀 自分の学生時代には、在宅マッサージがまだ普及していなくて、卒後の選択肢として視野にありませんでした。

それが今では臨床経験年数の半分以上、在宅マッサージをやっている。

自分でも驚いていますが、この世界に入ってから、治療院で働いている時以上に患者さんに求められていると実感できたことが、自分にとって非常に大きかったと思います。

また、患者さんのご自宅を訪問することで、患者さんの生活や人生により触れることができ、患者さん一人一人の価値観や生き様に沿った治療ができる面白さを感じています。

在宅マッサージは、医療保険という公共性の高い枠組みの中での行為になりますし、多職種連携が必要な中での仕事になるので、高い職業意識や倫理観が求められますが、国家資格としてプライドを持って仕事をしたい方に最適な仕事だと思います。

今回、患者さん宅での施術もいつも通り撮影できたので、患者さんと施術者との関係性もなんとなく感じてもらえたと思います。

在宅マッサージに興味がある方には、この仕事に関して、おそらくいい印象をもっていただけたのではないでしょうか。

この世界に飛び飛び込んできた一人でも多くの方に、在宅マッサージの現場で働いて良かった!と思ってもらえると嬉しいですね。

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