周平 ひろがる幸せのいずみ
10月14日のドラゴンズ、ナゴヤドームで阪神タイガースとの試合、その3連戦の第2戦が行われ0-3でドラゴンズ勝利。やりました、このカード連勝で1試合を残し勝ち越し確定、この勝利で今季初の貯金2としました。そして2位浮上!セリーグ2位の阪神とは0・5ゲーム差の対戦で勝利したことにより入れ替わり、ドラゴンズが2位となりました、拍手。
ドラゴンズのスタメンは、①大島洋平(中)②京田陽太(遊)③ソイロ・アルモンテ(左)④ダヤン・ビシエド(一)⑤高橋周平(三)⑥阿部寿樹(二)⑦遠藤一星(右)⑧木下拓哉(捕)⑨大野雄大(投)。
先発の大野雄大くんは9回を投げ被安打6失点0の奪三振7与四球1で勝利投手。この勝利が今季9勝目、9試合目の完投で5度目の完封勝利、ドラゴンズでシーズン5完封は2001年の野口茂樹投手以来と19年ぶりになります。
そんな素晴らしい投球での勝利、そのスタートとなる1回表、先頭1番近本選手から糸原選手サンズ選手をライトフライ・空振り三振・見逃し三振の三者凡退としての立ち上がり。2回表は4番大山選手をライトフライの1死、5番ボーア選手はセンターへのヒットで1塁としたが6番梅野捕手をセカンドフライの2死、7番井上選手を全球ツーシームで空振り三振の3アウトで無失点。
ドラゴンズの得点は3点。先制はドラゴンズで2回裏、4番ビシエドくんが阪神先発青柳投手の3球目、真ん中ツーシームをライトへのヒットで無死1塁、5番周平くんが外角ストレートをレフトへの2塁打で無死3塁2塁。ここを6番阿部くん、ショートゴロに打ち取られたがアウト間に3塁走者ビシエドくんがホーム生還の0-1で1死3塁、リード1点をつくります。
0-1で迎えた3回表、8番小幡選手をサードゴロの1死、9番青柳投手に四球を与えてしまい1塁としたが1番近本選手をショートゴロ併殺に仕留め結果打者3人の3アウトで無失点、先制直後の守り回を大野雄大くんがしっかり抑え試合の流れを引っ張り込む。
中押しとなる追加得点は3回裏1死から、1番大島くんがライトへのヒットで出塁し2番京田くんが送りバントを決め1死2塁。ここを3番アルモンテくん、レフトへ上手く運んだ飛球でのタイムリー!2塁から大島くんが好走塁で一気にホームへの0-2、ナイスバッティング。
アルモンテくんはこれで連続試合安打を20に、「上手く反応して打てたよ。大島さんもナイスランで走ってくれたので、ランナーを還せて良かったです」とタイムリー談話。ちなみにドラゴンズの連続試合安打記録は西沢道夫さんが1949年に記録した25試合、外国人選手としては2013年にエクトル・ルナさんが記録の23試合です、ここを抜けるかどうか、新記録樹立に期待したい。
0-2となって迎えた4回表、2番糸原選手3番サンズ選手をショートゴロのファーストファールフライで2死、4番大山選手にはセンターへ2塁打を打たれたが5番ボーア選手をファーストゴロの3アウトで無失点。5回表は6番梅野捕手が意表を突くセーフティーバントで出塁を狙って来たが周平くんが素早く処理しサードゴロの1死、7番井上選手はファーストゴロの2死、8番小幡選手もファーストゴロで三者凡退。
6回表は9番青柳投手を空振り三振の1死、1番近本選手にライトへ2塁打を打たれ1死2塁で2番糸原選手のファーストゴロは進塁打の2死3塁、この試合で初の3塁に走者を置いた形となったが問題無し、3番サンズ選手をセカンドゴロの3アウトで無失点。7回表、4番大山選手からボーア選手梅野捕手をライトフライ・レフトフライ・ショートゴロの三者凡退、スコアボード上段に0を並べて行きます。
ダメ押しの攻撃は7回裏、久しぶりにスタメンの7番遠藤くんがレフトへの2塁打で無死2塁、8番木下拓くんは死球を当てられ無死2塁1塁、9番大野雄大くんはスリーバント失敗の1死2塁1塁となったが1番大島くんが四球を選び1死満塁の場面。
ここでの2番京田くん、ファーストゴロになりましたがボーア選手が1塁ベースにダイブする形のダイビングキャッチになったことでホーム無理、2塁へ送球しようとしたがセカンドがコースを塞ぐ位置に居たため投げれずのアウト1つ、このゴロアウト間に3塁走者ホーム生還の0-3、この試合の得点はここまで。
攻撃ですが、得点圏へ攻め込んだ3回のチャンスはタイムリー1本とゴロアウト間で2度、1点ずつですが得点に。もう一押しは出せず楽な展開には持ち込めなかったが勝負強く攻めれたとは思う、結果3点と大きな援護ではないがダメ押しまで行けたのは流れ的に大きかったです。
0-3で迎えた8回表、7番井上選手を外角低めフォークで空振り三振の1死とし8番小幡選手を真ん中高めストレートで空振り三振の2死、9番代打原口捕手には初球の外角低めツーシームを狙い打たれセンターへのヒットで2死1塁となったが1番近本選手を初球の内角ストレートでサードライナーの3アウトで無失点、完投そして完封へあとアウト3つとします。
最終回の9回表、大野雄大くんは2番糸原選手を外角低めスライダーでピッチャーゴロの1死、3番サンズ選手は外角低めフォークで空振り三振の2死。さあ完封にあとアウト1つ、4番大山選手を三振で試合を締めようとした攻めに出てこの登板で一番かと思う全力投球を披露、追い込んでからはストレートで押して詰まらせたのだが打球はセンター前となり2死1塁。
それでも2アウト、あとアウト1つですが5番ボーア選手に外角低めフォークをがっつり捉えられライナー性で助かった感ものライトへのヒットで2死3塁1塁。ここでコーチが出て内野陣マウンドに集結で間を取り6番梅野捕手、カウント2-1からの4球目、外角低めフォークで1塁線にポトリのピッチャーゴロ、大野雄大くんが冷静に処理し試合終了、今季5度目の完封です、勝ちました。
ヒーローインタビューを受けた大野雄大くんは、9回のピンチでコーチから何を言われたかの問に「何を言われた か覚えてないです、必死でした」と苦笑い、連続無失点投球回が36イニングとなったことに「野手の皆さんがしっかり守ってくれるから出てる数字だと思います」と野手陣への感謝の言葉、「点は取られへん方がいいので伸ばしていけたらと思います」と続ける。
9試合目の完投には、「救援陣が連投になっているので休ませたかったです、何とか1人でと思い投げました」とチームのために投げ切ることを考え臨んだ登板だったという。その思い、この登板で4回あった1イニング10球未満が表しているように感じる、奪三振の多いタイプですが大野雄大くんの基本スタイルは打たせて取る完投型、その持ち味を最大限発揮した試合運びでもあったと思います。
その素晴らしい投球で完封、これにより防御率は1・92とリーグトップに、同じくリーグトップの奪三振と2冠が狙える位置の現在です。大野雄大くんはタイトルについて、「意識してへんと言えば嘘になります」と話した、チームの勝利を最優先とする大野雄大くんだが狙えるならの思いはある、そして「一喜一憂すると落とし穴があるので」と気を引き締めます。
特に防御率ですが、1試合で大きく数字を落とすことがあり最後の最後まで分からないタイトルだ、昨季このタイトルを大野雄大くんが決めたのも最後の最後、そういう難しいタイトルとなる最優秀防御率投手に2年連続は凄いことです、なので今季も決めてもらいたいですね、残り登板を頑張ってもらいたい。
さあ、若手が勝ってエースで連勝のこのカード、3タテに王手としての明日15日、予告先発は松葉貴大投手と発表です。松葉くんは一旦1軍を離れ2軍で再調整を経ての今回、ナゴヤドーム今季負け無しの結果から試合を壊さない投球に期待しての起用、その期待に応え試合をつくり勝利を呼んでもらいたい。頑張れドラゴンズ!熱く応援しています。