日記

ついてるね☆薬師丸ひろ子

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薬師丸ひろ子はなぜ失敗したのか

で、スタンダードの定義は“時代を越えて人々に親しまれている曲”とし、いくつかの定番本もご紹介したが、その定義からすれば忘れちゃいけない定番本があった。それは世界中の民謡・唱歌等から成る讃美歌だ。「讃美歌」こそクラシックなスタンダード曲集といえよう。

私はキリスト教徒ではないが、中学から大学まで10年間通った玉川学園では毎週礼拝があり毎回讃美歌を10曲以上は歌っていた。クタクタに使い込んだA6版サイズの「讃美歌」を改めて開いてみると、1番から567番まであり、クリスマス・ソングとしても有名な「聖夜(きよしこのよる)」は109番、「もろびとこぞりて」は112番だ。

古今東西の名曲集なので誰しも必ず好きな曲があるものだ。私が一番好きな讃美歌は496番「」という曲だ。自分の結婚式でもこの曲を式次第に入れて皆に歌ってもらったし、昔、自動オルガンの音でシチューのCMに使われたこともあったように記憶している。恐らく誰でも聴いたことがあるだろうと思う。

 

私はジャズ・スポットで歌う際もジャズ・スタンダードに限らず自分の好きな曲を自由に歌ってきたので「そうだ、讃美歌も歌おう!」と思い立ち、すぐこの曲を歌うことに決めた。譜面を見ると、このキーならメロディ(ソプラノパート)も歌えるし、B♭(ロ短調)なので管楽器でも問題無さそうだと思ったが、コード名が振られていない。

リズムは8分の6拍子なので「」のようなジャズワルツの雰囲気でもイケそうだったが、どうせならスイングできるように4beat(4分の4拍子)にし、ついでに英語で歌おうと思った。キーも自分に合わせて「C」に移調し、4beatにするところまでは自分で出来たが、コード付けは無理だったので、音楽の達人にお願いした。

あとは英語詞だが、これが難航した。讃美歌は元々西洋のものだから原典を当たれば良いと思ったのだが原典が手に入らないし、496番というナンバリングも日本独自だという。ええい、では勝手に作っちまえ!と題名「Beautiful lilies, white as a snow」を基に英語の達人の助けを借りて下記の通り英語の歌詞を作り楽譜にした。
---------------------------------
うるわしの白百合、ささやきぬ昔を
Beautiful lilies, white as a snow
Whisper past memories of Jesus's grave
イエス君の墓より、いでましし昔を
Wake up from Dream and eternal life bloom
Withered field in winter is resurrected in spring
うるわしの白百合、ささやきぬ昔を
Beautiful lilies, white as a snow
Whisper past memories of Jesus's grave
百合の花、ゆりの花、ささやきぬ昔を
Beautiful liliesBeautiful lilies
white as a snow bloom eternal life
---------------------------------


初演は2004年4月8日(木)の四谷三丁目「Bobby's」でのセッション「根市タカオを囲む会」だった。ジャズ・スタンダードではないし私製の譜面なので当然初見だが、バンドはトッププロなので難無く伴奏して下さり、私も何とか歌えた。歌い終えると大先輩方からは「なるほど!讃美歌とは良いところに目を付けたね」と感心された。

その後、この曲は私のレパートリーとして、もう何回も歌っているがMCで「讃美歌496番を歌います」と言うと皆ビックリしてちゃんと聴いてくれるし、おそらくMCで言わない限り誰も讃美歌だとは気が付かないだろう。そしてこれは“スタンダード・ヴォーカリスト”としての私の真骨頂ではないかと自負しており今後も歌い続けたい。

 

 

※この曲をNHK朝ドラ「エール」(10/16放送)で、我が玉川の後輩、薬師丸ひろ子が春になると咲く白百合はキリストの復活を暗喩しているが、焼け跡から復活する日本の象徴として、さらにどんな悲惨な「現実」にあっても気高い「理想」を忘れない祈りも込めた、我が後輩の曲選択は流石だ!


Saigottimo

20分で理解する薬師丸ひろ子

で、スタンダードの定義は“時代を越えて人々に親しまれている曲”とし、いくつかの定番本もご紹介したが、その定義からすれば忘れちゃいけない定番本があった。それは世界中の民謡・唱歌等から成る讃美歌だ。「讃美歌」こそクラシックなスタンダード曲集といえよう。

私はキリスト教徒ではないが、中学から大学まで10年間通った玉川学園では毎週礼拝があり毎回讃美歌を10曲以上は歌っていた。クタクタに使い込んだA6版サイズの「讃美歌」を改めて開いてみると、1番から567番まであり、クリスマス・ソングとしても有名な「聖夜(きよしこのよる)」は109番、「もろびとこぞりて」は112番だ。

古今東西の名曲集なので誰しも必ず好きな曲があるものだ。私が一番好きな讃美歌は496番「」という曲だ。自分の結婚式でもこの曲を式次第に入れて皆に歌ってもらったし、昔、自動オルガンの音でシチューのCMに使われたこともあったように記憶している。恐らく誰でも聴いたことがあるだろうと思う。

 

私はジャズ・スポットで歌う際もジャズ・スタンダードに限らず自分の好きな曲を自由に歌ってきたので「そうだ、讃美歌も歌おう!」と思い立ち、すぐこの曲を歌うことに決めた。譜面を見ると、このキーならメロディ(ソプラノパート)も歌えるし、B♭(ロ短調)なので管楽器でも問題無さそうだと思ったが、コード名が振られていない。

リズムは8分の6拍子なので「」のようなジャズワルツの雰囲気でもイケそうだったが、どうせならスイングできるように4beat(4分の4拍子)にし、ついでに英語で歌おうと思った。キーも自分に合わせて「C」に移調し、4beatにするところまでは自分で出来たが、コード付けは無理だったので、音楽の達人にお願いした。

あとは英語詞だが、これが難航した。讃美歌は元々西洋のものだから原典を当たれば良いと思ったのだが原典が手に入らないし、496番というナンバリングも日本独自だという。ええい、では勝手に作っちまえ!と題名「Beautiful lilies, white as a snow」を基に英語の達人の助けを借りて下記の通り英語の歌詞を作り楽譜にした。
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うるわしの白百合、ささやきぬ昔を
Beautiful lilies, white as a snow
Whisper past memories of Jesus's grave
イエス君の墓より、いでましし昔を
Wake up from Dream and eternal life bloom
Withered field in winter is resurrected in spring
うるわしの白百合、ささやきぬ昔を
Beautiful lilies, white as a snow
Whisper past memories of Jesus's grave
百合の花、ゆりの花、ささやきぬ昔を
Beautiful liliesBeautiful lilies
white as a snow bloom eternal life
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初演は2004年4月8日(木)の四谷三丁目「Bobby's」でのセッション「根市タカオを囲む会」だった。ジャズ・スタンダードではないし私製の譜面なので当然初見だが、バンドはトッププロなので難無く伴奏して下さり、私も何とか歌えた。歌い終えると大先輩方からは「なるほど!讃美歌とは良いところに目を付けたね」と感心された。

その後、この曲は私のレパートリーとして、もう何回も歌っているがMCで「讃美歌496番を歌います」と言うと皆ビックリしてちゃんと聴いてくれるし、おそらくMCで言わない限り誰も讃美歌だとは気が付かないだろう。そしてこれは“スタンダード・ヴォーカリスト”としての私の真骨頂ではないかと自負しており今後も歌い続けたい。

 

 

※この曲をNHK朝ドラ「エール」(10/16放送)で、我が玉川の後輩、薬師丸ひろ子が春になると咲く白百合はキリストの復活を暗喩しているが、焼け跡から復活する日本の象徴として、さらにどんな悲惨な「現実」にあっても気高い「理想」を忘れない祈りも込めた、我が後輩の曲選択は流石だ!


Saigottimo

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